RACIONAIS MCS 「ある囚人の日記」のリリック訳

 

今日の ラバンデリアイベントの内容にも関連するラップグループRacionais MCsの”diario de um etento”のリリックを訳しました。

 

内容は25年前にサンパウロのカランジル刑務所でおこった軍警察による虐殺と刑務所の生活をテーマにしたものです。

 

ある囚人の日記

 

1992年、10月1日、サンパウロ 午前8時

今日もまた一日 ここにいる

血走った目つきの監視に見下ろされてる

いつだって狙われてる 頭を垂れて歩く気持ちが分かるか

ドイツ製やイスラエル製の鉄砲にかかれば

泥棒も紙切れ同様に引き裂かれちまう

 

防壁にたち よき市民からよき軍警官になったボンクラが政府を守る

腹空かせてるくせに 気分は狼よさらばのチャールズ・ブロンソンだ

おれらの望みも見透かしてる
考えてることもまるわかりだ

雨降りの今日 天気が荒れてる
たくさんのやつが逃亡を試みた おれだってそうしたい
しかし1から100でいうと おれのチャンスは0だ

神に祈りは届いただろうか
裁判長は控訴状を承認しただろうか

若い奴にいっときたい
「ヤクをつかってるなら やめとくんだ」

あいつはまだあの女と付き合ってる
当分ヤバイことはしないだろう

ここを出る日が一日近づいた
それともここでの一日がまた過ぎていっただけか

わからねえや、毎日変わりはねえ

タバコに火をつける そうして一日が過ぎていく
暇を潰して 暇に潰されないようにする

男がいて 女がいるとして レイプ魔は人間以下だよな
いつだって誰かに殴られてる 足に口づけをしながら
出血多量で10番地区の房にたどり着き 死を待つだけさ

囚人にはそれぞれ母親がいて、信仰がある
それぞれの罪にそれぞれの罰
それぞれの動機や涙、血、人生や栄光のの物語

捨てられ、惨めさと憎しみ、苦しみと軽蔑、失望、一時の気の迷い
よく混ぜ込むんだ ほら また囚人が生まれた

廊下や雑居房や運動場でする後悔
刑務所の隅々に広がる

ただおれはシステムを理解してる 兄弟、
ここには聖人はいない

悪い野郎に気をつけて
母ちゃんを悲しませないようにしないとな

俺の正直さが俺の命を守ってる
ベージュの制服を着たこの国で

チク、タク、 まだ9時40分だ
ムショの時計はスローモーションだ

ラタタッタタ また地下鉄が通る
よき市民を乗せて
急いでるカトリック、新聞を読み、満足してる、偽善者ばかり
心に怒りを抱え、都心へ向かう
こっちを見ては興味津々 そりゃそうだ
だが違うぜ、動物園じゃないんだ
そんなに価値ある人生じゃない
おまえの携帯やパソコン程じゃない

今日はキツイな、 太陽が顔を出さない
面会もないし、サッカーもない
ここの仲間にはメンタルが弱いやちもいる
暇が耐えられない すぐに喧嘩をはじめる

マリア様のおかげで、あと一年3ヶ月と数日でここをで出られる
上の階には閉じられた房がある
火曜日から誰もあけはしない 死とピニョソル(洗剤)の匂いがするだけ
ある囚人がシーツで首を吊ろうとしたんだ
一体どいつだ?誰が知るか どうだっていいさ
生きてたってここから出られないんだ

親に見捨てられることほど
人を病気することはない

よう、坊主 言ってみな 何が欲しいんだ
ここには空きがある いつでも待ってる
どんな高級品をかったって ここじゃなんの意味もない
悪党に人生に未来はない
ここにくればおまえの顔も青ざめる
ルシファーって聞いたことあるか
地獄から道徳をもって来た奴だ
おまえの武勇伝はここじゃ通用しない
皆と同じまずい飯を食うだけだ
そこらじゅうの街から悪党が集まる
アオスコ、ジャルジンダブリル、ありとあらゆるシマから
気のいい泥棒もいる 義理堅く倫理的だ
だが政府にとっちゃ数字に過ぎない 誰も気にしない

9つの棟に7千人の囚人、一人につき300レアルかかる
この間の面会で、ダチが果物とマルボロをもってきた
出所したあいつはまた犯罪組織に戻ったようだ
赤い車にサルバドールナンバー
口汚く、素行も悪い
シャツをめくればピストルがあるから

「よう、俺を殺そうとしたあいつ覚えてるか?
一体どこにいるんだ?」

「ああ、どうしょうもないぜ、イカれたことばっかりで女の面倒もみない。
まだ処女で子供だったのに、今じゃ粉と引き換えにフェラチオだ」

「ひでえ話だ、俺が外にいたらタダじゃ置かないところだ」
「まあ地球は廻るし ここで再会ってこともあるかもしれない」

「いや、もうすぐ手続きもおわって、俺も変わるんだ、ここから出るんだ

もしバッタリ会ったら、殺すしかない」

10月2日 日が昇った
掃除も始まった いつもどおりだ

朝方寒気がしたが
風はないし、気温が下がったわけでもない
借りの返しは毎日のことだ
何かあるって 感じていた

仁義はどの囚人も大事にしてる
暴力をもって 平和を築く
舐めたことするやつがいたら
フランケンシュタインになるまでズタズタにする

大概のやつはかかわりたくなかった
5,6人の死を恐れないやつに巻き込まれたんだ

2人の泥棒が喧嘩をはじめた
その先にあることは想像もつかなかった

麻薬の売人、殺し屋、取り立て屋
こいつら殺せば勲章ものだ

システムには好都合だ

法医学研究所に知らせろ
大量の解剖が必要になる

一人の男の判断に委ねられた運命
電話じゃ「そっちに任せる」と他人事だ

ラッタタタ キャビアにシャンパン

知事はお食事に出かけたとさ 母ちゃんのことはお構いなしだ

 

人殺しの犬、催涙ガス
悪党を殺せばメダルが貰える

ブラジルじゃ人間は使い捨てだ
生理用ナプキンやタワシみたいなもんだ

刑務所か?そりゃシステムは邪魔に思ってる
昼ドラに映らないものは隠すんだ

ラッタタタ 血は水と混じって流れる
耳や口や鼻から

主よ  息子の過ちをお許し下さい
聖書にある通り 命で償いました

牧師もリポーターもいない
武器も救急車もない

血を舐める犬にもHIVが伝染るだろう
運動場に敷き詰められた死体
ヒットラーも地獄で微笑んだ!

政府のロボコップは冷たい 罪悪感はひとつもない
憎悪だけでハイエナのように笑う

ラッタタタ 知事とそのギャングが
血の海で泳ぐ

だけど誰が俺の証言を信じてくれる?
10月3日 ある囚人の日記

 

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An afternoon in solidarity with Rafael Braga @cafe lavanderia in Tokyo/ Film,Brazilian Food and Music

12日イベント詳細英語版です。

An afternoon in solidarity with Rafael Braga @cafe lavanderia in Tokyo/ Film,Brazilian Food and Music

A black man named Rafael Braga was arrested in Rio de Janeiro,Brazil on 2013 June, while passing by one of the massive protest against increasing public transport fares that were occurring at that moment nationally. He was accused of carrying materials to make molotov cocktails, but all he had was a cleaning product . Still he was sentenced to 5 years of prison. Later when he was in semi-open prison(He came home with electric GPS device and had curfew) he was arrested again and charged for drug possession and trafficking ,although neighbor’s witness proves he did not carry any bag that should be necessary to hide the drugs that police said it was Rafael’s possession. For this accusation he was again sentenced to 11 years of prison. Rafael was recently changed to home prison to treat tuberculosis, but as soon as he is recovered he would be transferred back to prison. We decided to host an event to help him win real freedom.

Details of the event

There will be talk and discussion along with screening films about Brazilian prisons and police. Also we will look into Japanese prison problems and human rights.

Later let’s eat Brazilian food and enjoy some music with DJ.

Time table

15:30〜16:30 film and discussion

Break

16:45〜 18:00 Problems with Japanese prison system and fights against them

Break

18:30 Food

19:30 DJ

Date:November 12

Place: Cafe Lavanderia in Shinjuku

Entrance:Free,please order one drink

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Venue info :

Website:

http://cafelavanderia.blogspot.jp/

Address:

Koyosha bldg.1F, 2-12-9 Shinjuku, Shinjuku-ku

Area:

Shinjuku

住所 (日本語):

東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F

Map link:

http://cafelavanderia.blogspot.jp/search/label/MAP

Closest stations:

Shinjuku-sanchome, Shinjuku-gyoemmae

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More info

https://www.facebook.com/liberdaderafaelbragavieira/

https://www.facebook.com/FreeRafaelBraga/

ラファエル・ブラーガ連帯のアフタヌーン@カフェ・ラバンデリア〜映画とブラジル飯と音楽〜

2013年にブラジルのリオデジャネイロで起きた運賃値上げ反対運動の最中、デモと無関係の黒人青年、ラファエル・ブラーガが逮捕されました。火炎瓶製造という罪をでっち上げられ、5年の有罪判決が降りました。その後仮釈放中に再び見に覚えのない麻薬所持と密売の罪に問われ、11年の有罪判決がでています。現在結核を患い自宅軟禁に切り替わりましたが、回復次第刑務所に戻されてしまいます。本当の解放を勝ち取るため、連帯イベントを企画しました。

★イベント詳細★

ブラジルの監獄や警察の問題に関連する映画を見て意見や情報の交換をします、合わせて日本における監獄と人権の取り組みからの報告もあります。

その後はブラジル料理を食べながら交流し、夜はDJタイムとなります。

★タイムテーブル★

15:30〜16:30 映画と意見交換

休憩

16:45〜 18:00日本の監獄問題の取り組みの報告と意見交換

休憩

18:30 〜ご飯タイム

19:30〜DJ

日程:11月12日(日曜日)

場所:新宿 カフェ★ラバンデリア

入場無料、ワンドリンクオーダー制

ラファエルの事件について詳しくはこちら→ブログ https://libertemrafaeljp.wordpress.com / Facebook https://www.facebook.com/libertemrafaelbragajp/

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なお、11月は国際連帯月間ということで各地で各種催しや行動を起こすよう呼びかけられています。もし何か企画していただけるならないようの相談に乗りますのでお気軽にご連絡ください。

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Tシャツ販売します

ラファエルの家族へカンパを送るためTシャツの販売を開始します。価格は一枚1800円です。サイズはSML、色は黒とグレーです。

「あたなが右や左を向いてる間に政府は上から踏みつけにくる。ラファエルブラーガを解放せよ」とポルトガル語で書いてあります。

今後イベントなどで手渡し販売価格する予定ですが、郵送希望の方はご相談ください。

東京近辺であれば手渡しも可能です。

直近では9/17日に会のメンバーが新宿のカフェラバンデリアでDJをするので、その時にお渡しもできます。 #LibertemRafaelBraga

ラファエルが入院

拘禁中のラファエル・ブラーガが結核の疑いで入院してることがわかりました。以前から咳をしてましたが治療を受けられなかったようです。家族への知らせもなく、面会に訪れたお母さんに初めて明かされたとのことです。刑務所、留置場、入管収容施設などに共通する権利侵害が横行するシステムによって健康や命益々削られて行きます。

続報入り次第報告します。